ISO17025の審査に通れば校正機関としての能力を認めてもらえます

製造業においては測定機器の正確性が求められます

日本国内で、特に製造業を営んでいく上で測定機器類の使用を避ける事はまずできません。日本国内では製品の安全性など国民の健康や生活を守っていく上で様々な法規が定められています。その中の一つに計量法という法律があります。これは簡単に言えばものを作っていく上で、使用する原材料の分量やサイズや特性などをきちんと正確な測定機器で測定しましょうという取り決めです。正しい測定値をきちんと導き出す事ができる制度の高い測定機器を使用して測定が必要なものは測定をしましょう。また、これらの測定に使用する測定機器類がきちんと正確に測定を行えているかどうかを調べましょう。測定数値に誤差はないかをきちんと定期的に調べましょうという内容の法規です。日本国内で製造業を営んでいく上で、きちんと誤測定しない測定機器類を使用する事が義務付けられています。

測定機器類は定期的に調査しなければなりません

製造業で使用する測定機器類は計量法によりきちんと定期的にその調査を行わなければならないとされています。ISOなどの国際標準ではこれらの調査をきちんと記録しておかなければなりません。通常、これらの調査は校正というものを受けてきちんと測定機器類の状態を把握しなければなりません。これは自社でも行うことができます。ただし、自社で行う場合、しかるべき認可を得たり、測定機器をきちんと測定するための国家標準に準じた機器類が必要となってきます。しかもこれらの測定機器類の調査は年に一度など定期的に実施しなければなりません。自社で行う場合、しかるべき技能を持った人間に国家標準に則ってきちんと作業を行ってもらわなければなりません。この作業は大抵の製造業では大きな負担となる事が多くなっています。

自社で行うのならISO17025認証を得ましょう

測定機器類のメーカーなどはきちんと自社で行う認可を得ています。この認可はISO17025の審査を受けて通る事で得る事も可能です。ISO17025の審査を受かる事が出来れば、自社で行った測定機器類の試験結果に対して、国際的に通用する試験成績書を発行する事ができます。日本国内はもちろん、特にヨーロッパの国々と取引を行う際には、製造業としてきちんと規格に準じた製品を作り出している証明の一つとして校正の証明書が必要となります。ISO17025の認証を得た企業に校正を実施してもらい、試験結果をきちんと得る事で相手先からの信頼を確実に得る事ができます。ISOの認証を得る事で自社の測定機器類だけでなく、他者の測定機器類の校正も実施する事可能となります。ISOの審査に通る事で新たなビジネスチャンスを広げる事も可能です。